ブログ

Blog

ブログ記事

古代小麦

フランスパン スペルト麦 古代麦
みなさんこんにちは!マヨです。

みなさんは、「古代小麦」をご存知でしょうか?

フランスのみならず、ヨーロッパではよくBio(ビオ)の食品を見かけます。
パリでは、Bioのマルシェもあります。スーパーに行くと、Bio製品のコーナーが大きく設けてあります。
Bioの食品はいろいろな種類があります。野菜・お肉・チーズ・ビスケットやジャムなどなど・・・・
日本でも、Bioの食品を少しずつ見かけるようになってきましたよね。

そんなBio食品の一つ、「古代小麦(スペルト小麦)」を今日はご紹介したいと思います。

この、古代小麦は日本では一般的にスペルト小麦と呼ばれています。
「古代」と名のつく通り、9,000年以上前にヨーロッパで栽培されていたといわれ、現在の小麦の原種にあたるものだそうです。すごいですね!

もともと、スペルト小麦はとても強い植物で、天候異変や土壌条件に対処することができ、またとっても分厚い皮殻の為、汚染物質や昆虫から内部の穀 粒を守り、化学肥料や除草剤といった農薬を殆ど使用せず栽培することが可能なのだそうです。

栄養価としては現代の小麦よりもたんぱく質、アミノ酸、ビタミンB、ミネラル、食物繊維、ポリフェノールを多く含み、水溶性が高いことから、これらの栄養素をすばやく身体へ吸収できるようです。
また、普通の小麦とは少し違うグルテンの性質を持っているため、小麦アレルギーが発祥し難いとも言われているようです。

私たちが普段食べている小麦粉は、良質・安定・多量収穫の目的で品種改良が施されたものなので、この古代小麦とは大分違ってきているようですね。

このような特徴を持つスペルト小麦、日本でも手に入ります。
価格は・・・普通の小麦よりも高価のようです・・・。

私もまだ試してみたことはありませんが、一度この小麦粉を使用してみたいです!
使い方としては普通の小麦粉と変わらず、パン、ビスケット、パンケーキなど作れるようです。
一点注意したいのが、水溶性が高いため水なじみがとてもよく、パンを作るときには水分量やこねる時間の調整が必要になるようです。

色々レシピを検索してみたところ、こんなのを見つけました。
「聖女ヒルデガルトと喜びのレシピ」という本です。
この聖女ヒルデガルトという方が、ハーブやスペルト小麦を使用して身体に良いレシピを作っていたそうです。
その中に、とても興味深いレシピを見つけました。
「喜びのクッキー」というクッキーのレシピです。
このレシピには、スペルト小麦、シナモン、クローブ、ナツメグ、はちみつなどが入っていて、「大人は一日5枚食べると元気になって老化を防ぐ」効 果があるようなのです!
確かに、シナモンなどのスパイスは身体を温めたり、抗酸化作用があったりして、身体に良いですよね。
是非、食べてみたいですね!

その他にも、粒のままのスペルト小麦をゆでてサラダにしたり、スープにしたり、粉はピザにしたりマフィンにしたり色々なレシピが載っているようです。


DATE : 2012.07.10