本格的に冬の時期になってきましたね。クリスマスも近づいてきましたが皆さんはもうご準備をされていますか?
クリスマスが近づいてきたということで、今回わたしが取り上げるものは、 「パン・デピス Pain d’épices」というお菓子です。
皆さんはこのお菓子を知っていますでしょうか?
フランス語でpainはパン。épice(s) はスパイスのことです。
ここでいうスパイスは、 cannelle(シナモン)、noix muscade(ナツメグ)、girofle(クローブ)、poivre(コショウ)といった香辛料をミックスしたものです。このスパイスと小麦粉、蜂蜜を主な材料として焼き上げるパウンド型のケーキです。
おやつとしても食べられますが、クリスマスの食事にはフォアグラを添えるなどして食べられたりもします。この時期になるとスーパーにも多く陳列されるようになり、冬の風物詩ともいえるでしょう。
写真↓はフランスの東部、ドイツ国境に位置するストラスブールの老舗パティスリー、≪Naegel(ネゲル)≫のパン・デピスです。洋酒に漬けたドライフルーツが入っています。

さて、フランス全国で食べられるパン・デピスですが、その歴史はとても長いです。
起源といわれているものは、10世紀ごろから中国で食べられていたはちみつを使用したお菓子だといいます。そこからシルクロードを通り、11~13世紀ごろに十字軍の遠征などを通してヨーロッパに伝わったとされています。
中世フランスでは商業活動が発展し、シルクロード⇒イタリア⇒ドイツやフランスなどの各地との流通が発展します。その中で香辛料の取引は多く行われ、パン・デピスはヨーロッパ各地で作られるようになり、今に至るという訳です!
ちなみに、、、パン・デピスを始めとするクリスマス菓子で有名なアルザス地方では、14世紀にはお菓子を作るパティシエのような職人の他に≪Lebkuechler≫と呼ばれるパン・デピスを作る専門の職人もいたそうです。

上の写真はアルザス地方で有名な≪Fortewenger(フォートウェンガー)≫という老舗のお菓子屋さんのパン・デピスです。
壁一面に様々なテイストのパン・デピスがあり、選ぶのも迷ってしまいます…。他にもクリスマスを彩るビスケットなどのお菓子がそろっていますので、アルザス地方に旅行に行く際は是非訪れてみて下さいね!
更にパン・デピスを作ってみたい方!
アルザス地方の製菓道具屋さんがレシピをサイト載せていますのでご紹介いたします♪
フランス語で読みたい方はリンクをクリックしてください。⇒製菓用具店≪Bredele≫
◇材料◇ パウンド型(標準サイズ18〜20cm × 8〜9cm × 高さ 6〜7cm 2本分)
・はちみつ(温めて液状にしておく) 500g
・牛乳 250g
・小麦粉 500g
・カソナード(茶色砂糖、普通のグラニュー糖でもOK) 30g
・ベーキングパウダー 11g
・アーモンドプードル 25g
・パン・デピス用スパイス(ナツメグ、クローブなどのパウダーのミックス) 大さじ1杯
・シナモンパウダー 小さじ1杯
生地の準備時間 20分
焼成時間 1時間15分
オーブン 160℃
◇手順◇
① 小鍋に牛乳、蜂蜜を入れ、火にかけて温めておく。
② 小麦粉、カソナード、ベーキングパウダー、スパイス、シナモンパウダー、アーモンドプードルを一緒に混ぜておく。
③ 温めた牛乳、蜂蜜をそこに加える。
④ 粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
⑤ ケーキ型にバターを塗る。(又はオーブンシートを敷く)
⑥ 生地を型に流す。
⑦ 160℃に余熱したオーブンで1時間15分焼く。
⑧ 焼き終わったら網に乗せて冷ます。
個人的にはオーブンから出してすぐに蜂蜜を表面に塗ると、しっとりとしてとてもおいしいです!!
フランスのクリスマスケーキというとブッシュ・ド・ノエルが有名かと思いますが、他にもその時期しか食べられない美味しいお菓子がたくさんあります。
是非ご自分でも探してみてくださいね!
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