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フランス最西端、ブルターニュ地方とは?

Bonjour! まどかです!

初めてのブログで、何を書こうかなぁとずっと悩んでいましたが、私は毎年ブルターニュに行く機会があります。

ブルターニュって、日本ではあまり知られていないのでは?と思い、
少しでも皆さまが訪れるきっかけになればと、これからこの地方についてご紹介していきたいと思います。

◆◆ブルターニュってどこにあるの?◆◆

ブルターニュはフランス北西部に位置し、パリからのアクセスも意外と便利です。
飛行機なら約1時間弱でレンヌ空港へ、TGVならパリからレンヌ駅まで約2時間で到着します。

かつてブルターニュは独立したブルターニュ王国で、人々は「ブルトン」と呼ばれていました。

この地域では昔、ブルトン語が広く話されていましたが、現在では話せる人は少なくなっています。
それでも学校や地域行事を通じて伝統が守られており、ケルト文化が今も息づいています。

ブルターニュに行くと「Breizh」という文字をよく目にします。
これはブルトン語で「ブルターニュ」という意味。
なんと「Breizh Cola(ブレイズ・コーラ)」というご当地コーラまであるんですよ!


お祭りがある時は、伝統衣装に身を包んだ人々の姿を見ることができ、青・赤・金の刺繍や繊細なレースがとても華やかです。

また、ケルト音楽もブルターニュ文化の大きな魅力。
バグパイプやビュルドンといった楽器の演奏を聴くと、古くから受け継がれてきた独特のリズムやメロディに心を奪われます。

そして、地元の人々が集まるFest Noz(フェスト・ノズ)※では、みんなで踊りながら音楽を楽しむ伝統的なお祭りが繰り広げられます。
※「Fest Noz」はブルトン語で”夜の祭り”という意味で、フランス語では”Fête de nuit”といいます。
夜通し踊ることもあり、観光客も参加できることが多いので、ブルターニュ文化を体感するにはぴったりです。

◆◆食文化も魅力◆◆
ブルターニュの名物はたくさんあります。

•そば粉のガレット(Galette bretonne/Galette de sarrasin)
そば粉で作る塩味の食事用クレープで、卵やチーズ、ハムなどを包むのが定番。
日本でいう「クレープ」とは違い、甘くないのが特徴です。

写真↑は、アンドゥイユ(豚の腸詰めソーセージ)のガレット

•ガレット・デ・ブルトン(Galette bretonne)
バターと砂糖たっぷりの甘い焼き菓子。
そば粉の食事用ガレットとは別物で、紅茶やコーヒーと相性抜群。見た目は丸く平らでかわいらしく、お土産にもぴったりです。
※フランス語では、そば粉のガレットも、お菓子のガレットも、Galette bretonneといいます。

•クイニーアマン(kouign amann)
バターたっぷりのお菓子で、外はカリッ、中はしっとり。
ブルトン語で「クイニー」はお菓子、「アマン」はバターを意味し、伝統が詰まっています。

•シードル(Cidre)
りんごの発泡酒で、ガレットやお菓子と合わせるとブルターニュらしい食文化を体験できます。

•塩キャラメル(Caramel au beurre salé)
ブルターニュの海塩を使った絶品スイーツ。


◆◆オススメの観光スポット◆◆
•レンヌ(Rennes
ブルターニュの中心都市でありながら、学生の街として活気にあふれています。
実はここからモン・サン・ミシェルへもアクセス可能で、レンヌからバスで1時間ちょっとで行けるんです。

•カルナックの列石群(Alignements de Carnac
巨大な石が何千も並ぶ不思議な景観で、2025年7月、ついにユネスコ世界遺産に登録されました。
私もいつか見に行きたいです~!

•ディナール(Dinard
ブルターニュ北部の穏やかな海辺のリゾート地。19世紀には貴族や芸術家に愛され、今も落ち着いた魅力が漂います。 海沿いの「Promenade du Clair de Lune(月明かりの散歩道)」からは、対岸のサン=マロの街並みを望めます。
南仏のにぎやかな海とは違い、静かで詩的なブルターニュの海を感じたい人にぴったりの場所です。

•ヴィトレ(Vitré
美しい中世の街並みが残る町で、立派なお城が街のシンボルになっています。
(私のイチオシの街です!)


◆◆芸術と文化◆◆
ブルターニュの風景は、かつて モネやゴーガン といった画家たちをも魅了しました。
芸術家にインスピレーションを与える土地だったのです。

そして、ブルターニュには特徴的な旗があります。
白黒の縞模様にエルミン(オコジョのしっぽ)の文様が描かれた「グウェン・ハ・ドゥ(Gwenn-ha-du)」。
ブルターニュの誇りを象徴する旗で、街角やお祭りでもよく目にします。


また、自然派コスメで有名な Yves Rocher(イブ・ロシェ) もブルターニュ発祥。
地元の植物や自然からインスピレーションを受けた製品で、ブルターニュの豊かな自然を感じることができます。


◆◆ブルトン語を少しご紹介◆◆
最後に、少しだけブルトン語をご紹介します。
• Demat(ドゥマット)=こんにちは
• Trugarez(トゥルガレズ)=ありがとう

ちょっとした挨拶で使ってみると、現地の人との距離がぐっと縮まるかもしれません。

いかがでしたでしょうか?

自然、食、歴史、芸術、言葉、旗…たくさんの魅力が詰まったブルターニュ。
皆さまもぜひ一度訪れてみてください💛

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DATE : 2025.10.14