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Taxis volants sur la Seine (セーヌ川に空飛ぶタクシー!)

Bonjour !
こんにちは!
ゆみこです。

さて今回の話は・・・
その前に、私はこのニュースをかなりショッキングなものとして受け止めました。

パリにも東京にも、いろんな交通手段があり、
私たちはそれぞれの目的によって使い分けています。
でも、どの手段も人がいっぱいで、うっとうしい渋滞にひっかかることもよくある話。
世界中、どこへいっても大都市ならよく聞くことですよね。もちろん、そこから生じる環境汚染も。

そんな同様の問題を抱えるパリにおいて、
”セーヌ川を利用した新たな交通手段を開発中”、というニュースが飛び込んできました。

その交通手段とは、水面の数インチ上を浮かびながら進む小型水中翼船タクシー!
その名は”Sea Bubble”。
あのセーヌに、あのいくつもの美しい橋が架かる憧れのセーヌに、・・・コ、コレ?
フランス語学校のブログ、パリ
(Sea Bubble)

フランス語学校のブログ、パリ
(Sea Bubbleとセーヌ川)

すみません、私の第一印象は正直こんな感じでした・・・(テボーさんごめんね)
テボーさんは、開発者であり航海士のアラン・テボー(Alain Thébault)さんのことです。

Sea Bubbleを開発した目的は、大都市を取り巻く複雑な交通状況の改善と環境保護のためだそうです。
« zéro émission, zéro vague, zéro bruit » これがSea Bubbleのモットー。
つまり、≪ゼロ排出(CO2)、ゼロ波、ゼロ騒音≫。”ゼロ波”という訳はおかしいですが、言い換えますと、
フルスピードで走行しても波が発生せず、河岸を侵食する恐れがない、ということです。

大きさですが、4.3m×2.3m(プロトタイプ)なので、一般的な陸上(?)タクシーより少しだけ小ぶりになるのでしょうか。
運転手1人+お客さん4人が乗船できるようです。一定期間が過ぎたら、運転手なしで運航を予定しているそう。
Sea Bubbleそのものは、備えつけられた太陽パネルで電気を生み出し、それをチャージして動くとのこと。
また、川の流れを利用して、エネルギーを作り出す技術がドック部分には備わっているそうです。
その昔、漫画や映画のなかだけで想像していたものが、庶民の交通手段になるとは・・・!
自分の知らないところで、テクノロジーはどんどん進化しています(わたしも進化できるかな)。
フランス語学校のブログ、パリ
(ドックはこんな感じに・・!?)

乗車には予約が必要なのですが、アプリを使った簡単な操作を予定しているらしいです。
気になる価格は1コース10ユーロ程度。車道を走るタクシーより移動距離によっては安くあがりますね~。
なんといっても渋滞もないし、船から見えるパリの美しい風景を水上からゆったりと眺められる!
パリ市長であるイダルゴ市長の強力な支援もあり、来春にも試験運航を開始します。
汚染された環境で生活するより、見かけなんて気にせず(失礼)、環境保護と渋滞改善を優先課題として
問題を解決してゆく姿勢をみると、「東京もがんばれ!」と言いたくなります。

Sea Bubbleについては、こちらのサイト(英語)に詳しく書かれていますので、興味のある方はご覧になってください!

それでは、à la prochaine !

追伸: 以前ブログで紹介したオーガニックマルシェ(スーパー)”Bio c’Bon”が、麻布十番に12/9にオープン(日本初)!
詳しくはこちらを見てね → https://www.bio-c-bon.jp/


次回の交流イベントは12/17。テーマは”フランスの時事問題”です。詳しくはこちらをご覧ください。

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DATE : 2016.12.05