ブログ

Blog

ブログ記事

何百万もの命を救った羊飼いの子供 その4

Bonjour フレッドです。
前回のパート3では羊飼いの子供たちの予言が現実になったことについてお話しました。パート4の今回は、“ファティマの奇跡”、3つ目の願いの本当の意味とは?についてです。
パート1パート2パート3
ジャシンタ・マルト
ジャシンタ・マルト

私がいろいろなものを読む限り、2000年に当時のローマ教皇が発表したその”三つ目の秘密”の内容は、真実とは異なるものだったようです。
三つ目の秘密の一部とは、ポルトガル以外のカトリックの国々でその信仰が失われる、という内容だったようで、Luciaも:
ポルトガルでは信仰が常に残るだろう
と書いています。また一方で、ロシアのプーチンも同じようなことを述べています。
キリスト教
この↑写真では、この場でプーチンが話した内容がフランス語で書き記されています。
”どれだけの多くの西ヨーロッパの国々がそのルーツとなるものを排除していることを、私たちは見てとることができます。そのルーツにあるキリスト教の価値観というのは、西洋文明の基礎を築いたものです。”
このビデオはこちら

さて私が考えるに、この”排除”とは、カトリックとは相反する思想に基づく ”gauchisme・leftism ”から来ているのではないでしょうか。 価値観や考え方、世の中の見方など様々な点において、まさに対極にあります。
カトリックはヨーロッパ文明を築き、発展させました。また一方で、gauchismeは200年前からそれを破壊し続けており、特にここ50年でそれはエスカレートしています。

私は”gauchisme ”という言葉を、”フランス革命”の源にあるイデオロギーを示すために使っています。
そのため、当時の本来の”右派”がキリスト教の価値観に基づいていたことを考慮すると、現在フランスやアメリカで”右派”と呼ばれるものは、結局のところフランス革命のイデオロギーを推し進めることに賛成している為”左派”と同じイデオロギーを持っているということになります。(しかし左の方が右よりもアグレッシブに見えます。)

ノーベル文学賞を受賞したロシアの作家Alexandre Soljenitsyne(ソルジェニーツィン)が1978年7月8日、ハーバード大学で行った講義は有名です。
それは、当時のアメリカと西ヨーロッパの状況は、旧ソ連や東ヨーロッパよりも悪いという内容のものです。彼は当時、状況が既にどうなってしまっていたか、そしてその後どうなっていくかがよくわかっていたのです。
資本主義のアメリカと、共産主義の旧ソ連は、その”外観”は違えど、信仰を失うなどの中身の結果は同じものにたどり着いていることが明らかだったのです。

他にも彼は興味深いことを話していますので、是非読んでみてください。
ハーバード大学で行った講義について(仏語)
Le FIGAROへのリンク


photo:ソルジェニーツィンとプーチン

Soljenitsyne(ソルジェニーツィン)についてのwikiはこちら
ハーバードでのスピーチの動画

なぜ東よりも西ヨーロッパの方が益々深刻な状態になっているのかというと、東ヨーロッパに比べ、西ではそのルーツが完全に排除されようとしているからです。
旧ソ連の時代は、抑圧は暴力的で激しいものでしたが、ルーツが完全に排除されることはありませんでした。一方で西ヨーロッパのそれは、一見ソフトで緩やかではあるものの、実は深刻なほど、完全にルーツを根こそぎ排除してしまうものです。

Soljenitsyne(ソルジェニーツィン)の言葉のひとつに、
”ある国民を破壊するためには、まずそのルーツを破壊することだ。”
Pour détruire un peuple, il faut d’abord détruire ses racines.
があるように、この問題は現代にも続いています。

そんな世の中の流れを見ると、ファティマの三つ目の秘密の一部は、”カトリックの国々での信仰の喪失”であると言えるのではないでしょうか。

聖書のマタイ10:28 より
”からだは殺しても、魂を殺せない人たちを恐れてはなりません。それよりも、魂もからだも共に滅ぼすことのできる人たちを恐れるべきです”
« Mathieu 10:28 : Ne craignez pas ceux qui tuent le corps et qui ne peuvent tuer l’âme; craignez plutôt celui qui peut faire périr l’âme et le corps dans la géhenne. »
現代では、gauchismeは様々な顔を持っています。そのうちの最も危険なものの一つが”écologisme”であり、実に巧妙に私たちの生活に入り込んでいます。
共産主義とナチズムなどは、多くの死者を出すと公言しながらその力を広めていった訳ではありません。”écologisme”も同じように、様々な大義名分を利用して私たちの身近なところに浸透しています。
また”自然”を神の位置に持っていく事で、人間の立場を低くし、本来の人間の尊厳という価値観を気づかないうちに植物や動物と同じレベルにしていくのです。
”écologisme”に言わせると、例えばアマゾンの自然破壊と人間の命の尊厳のバランスは、逆転していたりします。

gauchistesの一部(あるタイプ)にとって、”自然”は人間にとって”母(ガイア/GAIA)”とされ、人間よりも自然が上であるという概念です。一方カトリックでは、”自然”とは神が造った人間の”妹”であり、非常に神聖なものではあっても、人間は自然よりも上であるとされています。
ここからわかることは、人間の尊厳に対する意識が間違った形で社会に浸透してしまうと、意図的にも、また無意識のうちにも、社会がおかしな方向へ向かってしまうということです。

Soljenitsyne(ソルジェニーツィン)はこのような言葉も残しました :
« Vous, les Européens, êtes dans une éclipse de l’intelligence. {…} Vous êtes malades. Vous avez la maladie du vide »
(西ヨーロッパ人に向けて)”あなた方(ここでは西の)ヨーロッパ人は、インテリジェンスの月食の最中にいます。(略)あなた方は今、中身が空っぽである病に冒されています”
インテリジェンスの月食とはすなわち、インテリジェンスを持ち合わせていても、それが隠れて(眠って)しまっている状態である、という意味です。

次回は、最終回パート5です。羊飼いの子供達が伝えたかった事と、gauchismeと温暖化(現代のécologisme)との関係についてです。 

お楽しみに!

*********
twitterinstagramもよろしくね♪

BLOG TOPはこちら


DATE : 2020.03.06