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フランス語の表現:Pendre la crémaillère

2017.12.15 Blog ブログ

みなさま、Bonjour ! こんにちは!
ゆみこです。

タイトルの”pendre la crémaillère”。
これは、フランス語の表現のひとつで、”新築/引越し祝いをする”という意味です。
また、そのパーティーのことを”pendaison de crémaillère”といいます。

では、もう少し細かく単語を見てみましょう。
”pendre”は、”吊るす、掛ける”という動詞で、”crémaillère”は、”自在鉤(じざいかぎ)”を意味します。
自在鉤、なんのこっちゃ。そう思ったのは私だけではないはずです!
自在鉤とは・・・暖炉の上から吊り下げて鍋や釜をつるす道具のことです。

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(暖炉に5つぶら下がっているのがcrémaillère)

中世の時代、フランスでは、新居が完成する直前にその工事に関わった人達に感謝するため、
施主が彼らを新居に招待し、食事をもてなすことが慣習となっていました。
この”crémaillère”は、家の中で最後に設置されるもので、感謝の食事の始まりを表したそうです。
つまり、”家が完成した、さあ、共に祝おう”という合図でもありました。

現代のフランスでは、暖炉のない家庭がほとんどですので、こういった習わしはなくなった(あるいはなくなりつつある)のでしょうが、
それでも、引越ししたり新築を建てたりした時には友人や家族を迎え入れ、
パーティーや食事会をしてお祝いをします。

先日、日本に住むフランス人の友人が引越しをしました(我が家からたった5分先に!)。
”引越し祝いをするから”、ということで自宅へ招いてくれました。
美味しいおつまみと一緒にシャンパーニュを飲みつつ、いろんな話をしましたが、
その会話の中で、私は初めて、この”pendre la crémaillère”という表現を知りました。
もちろん”crémaillère”という単語を知らなかった私は、
そこにいたフランス人にその意味や起源を尋ねましたが、正しく答えられた人はたった一人。。。
どうやら意外に知られていないようです。

私もそうですが、言葉の起源や本来の意味を知らないまま、何かを祝ったり、
家庭の中で引き継がれる風習をなんとなくこなしてゆく・・・という傾向がありますね。
知ったところで、という声も時々聞きますが、やはりこういったことを正しく知ることは大切だと
感じますし、何よりとても興味深いことです。

みなさんはどうですか?
最近、こういう発見、ありましたか?

もしあれば、是非教えてくださいね!

それでは、À la prochaine!

ゆみこ

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